親戚がドアを叩いた時、私は家にいた。
彼は腕に段ボール箱を抱えていて、そこから小さなうめき声が漏れていた。
蓋を開けると、黒い毛玉のようなものが転がり出て、細いしっぽを振っていた。

生後一ヶ月の子犬だという。全身が黒くてつやがあり、まるで動く墨のようだった。
それはおどおどと隅っこまで行き、そこに横になり、身をかがめながら震えていた。

私は古い小さな段ボール箱を見つけて巣にした。子犬は丸く縮まり、目を半開きにしていた。
夕食の時、こっそり肉を与えた。舌で手のひらをなめると、ぽかぽかと暖かかった。
夜中には小さなうめき声が聞こえ、まるで母親を探しているようだった。
朝の光が差し込んできた時、それは私の靴の上でうたた寝をしていた。
この黒い毛玉は、我が家に根を下ろすのだろう。
- 作成者:LxhNolan
- リンク:https://blog.happinessrailway.com/jp/article/dog1
- 免責事項:この記事はCC BY-NC-SA 4.0 ライセンスの下でライセンスされています。転載する場合には出典を明らかにしてください。
関連する記事









